本日はこちら、天津空豆についてご紹介します。

香ばしく炒った空豆は豆のはじけ方によってコリコリしていたり、パリッと口の中でほどけたり、食べはじめるともうとまりません。

使っているのは空豆のみというとてもシンプルなこのお菓子。
しかしその作り方を覗いてみると、小さな豆の中には想像できないほどたくさんのこだわりが詰まっているのです。


〈天津空豆ができるまで〉

①乾燥した空豆を洗って木箱にうつし、丸々3日間かけて空豆をふやかします。
朝と晩に合計4回空豆に水をかけ、半日~1日は残った水分だけで空豆をふやかしていきます。

この工程でで難しいのが季節による違いです。
気候と空豆の様子を見ながら、職人さんたちが水の量やふやかす時間をなんと感覚のみで調節していきます。

③「焙煎機」と呼ばれる機械で空豆を炒っていきます。

④炒り終わった空豆を冷やします。

この工程でこだわっているのは、空豆を自然に冷やすことです。
扇風機などの機械を使わずに冷やすことによって、空豆が硬くなりすぎるのを防ぎます。

⑤最後に、「より板」と呼ばれる板で空豆をすくって、手作業で食べられない空豆をはじきます。


この作業では目で見るだけで食べられない空豆をはじくのですが、これは職人さんの経験によってできるようになるものです。
どの空豆が食べられるか、慣れないうちは怪しいものを食べながら覚えていくのだとか。

こうして職人さんに手塩にかけて育てられ、天津空豆はできあがります。
小さな豆の中には職人さんからのたくさんの愛情がつまっているのですね。

 

菓寮伊藤軒【営業時間 10:00〜18:00】