『おかしのひとりごと』は、お菓子たちがこっそりつぶやく、小さな舞台裏です。
今日もぽつりぽつりとつぶやく声が聞こえてきます。

 

【輪切奉天ができるまで】

 

奉天を、輪切りにしたから、「輪切奉天(わぎりほうてん)」。

奉天は、かりんとうを飴で包んだ昔ながらのお菓子です。
切り口が天神様の家紋柄「梅鉢」に似ていることから「うめばち」とも呼ばれています。

 

まずはかりんとう種を包む飴から作ります。
砂糖と水飴を釜に入れ、水分を飛ばしながら煮詰めます。

炊きあがった飴生地に、空気を含ませます。
こうすることで、飴が柔らかくなめらかになります。

 

続いて、中身のかりんとう種作り。
かりんとう生地に麦芽水飴を絡め、しっかり混ぜていきます。

 

熱々の飴生地でかりんとうを包み、しっかりと塞ぎます。
かなりの力が必要な上、慣れていないと飴で手を火傷することもあるため、見た目よりも難しい工程です。

 

生地を伸ばし、ローラーに通してカットします。
均等な細さに伸ばすのがとても難しい作業だそうです。
足で機械を踏むことで切断されるので、生地をローラーに通す職人との連携が必要です。

 

こうして、輪切奉天が完成。


奉天の製造にこだわって50年以上、日々「もっと美味しいものを」と研究を重ねてきました。
製造方法、原材料、配合、その一つ一つにこだわりが詰まっています。

 

一つ口に含めば、カリッとした食感と香ばしさが楽しめる輪切奉天。
ぜひ一度食べてみてくださいね。

 

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